作業をもちいる療法の基礎   表現様式と音楽   コミュニケーションとは
 


心身機能の発達と表現様式のイメージ図  
 身体感覚を通した基礎情報の蓄積は、生命に直接関係が深い味覚や嗅覚といった近感覚(劣等感覚)に始まります。そして筋骨格系と感覚運動機能や神経系の発達にともなって、味わい、嗅ぎ、触り、聞き、見るという口唇,舌,口腔粘膜,鼻腔粘膜を介した感覚情報は、さわることによる触覚情報と共に直接情報として蓄積され,知覚・認知の基礎情報になります。その基礎情報が視覚情報と結びつくことで、見る(視覚情報)だけでどのような特性を持ったものは判断できるようになります。そうして、これらの具体的な体験,身体的感覚を通した基礎情報(直接情報)が整理され、シンボルとしてのことば(イメージ情報)と結びつけられることで、言語で聴いて対象を判断できるようになります。
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