リアリティ・オリエンテーションと回想法 
作業をもちいる療法の基礎
  ひとの生活史や、そのひとの日々の生活における活動を介した援助の技法として、リアリティ・オリエンテーションと回想法の概略を紹介します。詳しい技法は、それぞれの成書を参考にしてください。
  著作権の規定はありませんので、出所を明示してプリントアウトしたものを使用してください。
 リアリティ・オリエンテーションと回想概略 リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)と回想法の対象や目的、効果、実施方法などの概略を示したものです。

現実見当識訓練(Reality Orientation;RO):人、場所、時間などの生活上の基本となる情報を反復して示すことで見当識障害の改善を図ることを目的とするもので、行動修正法と環境療法の原理を組み合わせた技法。
回想法(reminiscence/life review):過去の生活を振り返ることは高齢者の共通な心理特性、過去の経験や思い出を、受容的共感的な態度で聞く対人援助法技法。
 回想法にもちいる資料 @ 回想法用個人資料:回想法を開始する前に調べておく対象者の背景資料の記入用紙
A 回想法用個人史チャート:対象となる方のライフソトーリーと平行した世の中のできごとを大きく把
  握するためのチャート。個人史と共にその人がよく話されることはどの時代(年齢)のどのようなこと
  なのかなどを記入することでライフレビューに有用。
B 回想法計画表:どのように進めるか、各回の簡単な計画表