子どもの頃にあるきっかけで、半年ほどフクロウの育ての親をしたことがある。でもそのことは大きくなるまでほとんど記憶になかった。そして、作業療法という道に入った時に、なぜか、作業療法のシンボルとしてフクロウが頭に浮かんだ。古代ギリシャ、アテナイで大地の守り神だったフクロウは、その年の運命と共に、軍神になり、やがて知の象徴となった。何もない大地から、芽生え育つものを守り、その知を見守る。大地からの創造のシンボルのようなフクロウが、いつの間にか、僕の Occupational Therapy のシンボルになった。