ここの中にもクリックがある。そこにはZIZI-YAMAとフクロウの関係の謎が「ホーホー」 |
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大地の守り神 | フクロウは、1億年あまり前、白亜紀の時代に夜の世界で住むようになりました。現在,世界中に約130種、日本では11種確認されています。 目は暗い林の中でもよく見えます。聴覚も大変すぐれ、高い音源定位能力をもっており、聴力だけで獲物をしとめることも可能です。古代の農耕社会では、大地の豊穣をつかさどる神として、地母神が広く信仰されていました。畑鼠や害虫を補食するフクロウは、地母神に付きそう聖鳥の一種でした。紀元前の古代ギリシャの都市アテナイも農耕社会でも、女神アテネが守護神として祀られ、フクロウが農業神女神アテネの従者だったのです。 |
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知の象徴へ | 時代が進みアテナイが都市国家として発展するにつれ、女神アテネは、外敵から都市を守るため農業神から軍神へとその性格を変えました。そして、紀元前5世紀になると、国力の増したアテナイは、ギリシャ全域から周辺地域にまで支配する、古代ギリシャ文明の中心都市になりました。それにともない女神アテネも学芸の守護神としての性格が強くなり、従者のフクロウも知の象徴として親しまれるようになったのです。 | |||||||||||||
ミネルバのフクロウ | 学芸の女神アテネの性格はローマの女神ミネルバに引き継がれ、知の象徴のふくろうはミネルバの使いとみなされるようなりました。そしてドイツの哲学者ヘーゲルの『法哲学』(1820)の、「ミネルバのフクロウは、迫り来る黄昏に飛び立つ」という一節によって有名になり、「ミネルバのふくろう」は知の象徴として使われるようになりました。時代が転換する状況の中で、人間の英知が花開き、新しい時代が切り開らかれることの象徴として解釈されています。 | |||||||||||||
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