脳の機能は大まかには左右に局在するが，個人差がある．fMRIなどによる脳活動の測定から相対的な活動の増大とみられる．相対的な活動の違いは，図のように，左半球が言語や論理的思考を，右半球がイメージや芸術的創造性を担うという見解がある．また，左半球は身体の右側の認識を，右半球は身体の左側の認識を担い，脳梁によって結合され強調して認識を行っている．
　相対的な活動の違いは，図のように，左半球が言語や論理的思考を，右半球がイメージや芸術的創造性を担うとする見解．言語野は90%以上の人は左半球にあるが，右利きの人で数%，左利きの人で30〜50%程度が右半球にある．
　また，左半球は身体の右側の認識を，右半球は身体の左側の認識を担い，脳梁によって結合され協調して認識を行っている．視覚は網膜の右視野（右目の外側、左眼の内側）は左半球に，左視野は右半球に投射（半交叉）．
　高次機能の局在が生じる原因等については判明されていない．先天的半球欠如，幼少時に事故などで脳に部分的損傷を負った場合，その部位の機能を反対側の半球が処理するようになることがある．