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作業とは | ||||||||||||||||||||
ひとと作業 | ||||||||||||||||||||
ひとの一日は作業の営み ↓↓↓ 病いや障害はその営みの関係性を奪う ひとは日々さまざまな作業をいとなむ。そしてその日々繰り返されるいとなみを積み重ねることで、自分が、自分の人生が、一人ひとり風合いの異なる織物のようにつむがれる。ひとはそうした意味において作業的な存在といわれる。ひとを襲う思わぬ「やまい」や「しょうがい」*1、だれもが避けることのできない「老い」は、そうした日々の作業のいとなみに支障をきたし、人生のつむぎにほころびを生む。 予期せぬ「やまい」や「しょうがい」により、ひとは現実生活との関係を閉ざされ、他の人たちや仕事など、生活世界のモノやできごととのかかわりを失う。ときには、離人体験*2のように自己の身体との関係まで危うくなることがある。だれもが避けることができない「老い」にあっては、「老い」が間近に迫り、ずっしりと「失う」ということの意味が心や身体に響くようになる。 ひとがふたたび、「やまい」や「しょうがい」により失った生活とのかかわりを取り戻す試みは、自分の身体が「我が(思う)まま」に動いてくれるかどうか、「自己の身体の確かめ」から始まる。そして、我が身が「ともにある身体」としてリアルな存在になることで、あるべき生活の回復もしくは新たな生活の再構築が始まる。身体を通して、すなわち作業活動にともなう五感を確かなものとして体感し、感知し、主観としての自己との相互関係として対象を認識することで、私たちは「いま、ここ」にある自分を確認する。それは、自分以外のモノ、自然、周りの人々、コト、時間、生活との閉ざされていた関係性の回復のプロセスといえる。 |
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作業・作業活動とは | ||||||||||||||||||||
occupationの語源occupyには、「従事する」、「占める」、「費やす」、「もちいる」などの意味がある。ひとがよりその人らしくあるために、物や時間、場所などあらゆるものを、精神的・物理的に占め費やすこと、ひととしてあるべき場所にあるがままに収まることを意味する。それは創造のための消費活動であり、探索活動である。 |
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作業の分類 | ||||||||||||||||||||
生活維持 −ひとの毎日の生活に必要な「いきる・くらす」という基本的な生活の維持に関連するもの 仕事・役割−生活を支えるために必要なもの(・・)を生産する「はたらく・うむ・はたす」という仕事や役割に関するもの 遊び・余暇−直接生存に必要ではないが、「あそぶ・つくる・たのしむ」という発達や生活の質としての豊かさに欠かせない余暇に関連するもの 参加・交流−生活を構成する活動の基盤となる移動やコミュニケーション、社会資源の利用など「まじわる・つながる・ひろがる 」ということ に関連するもの 休養・熟成−活動で消費したエネルギーを回復し、食べたものや経験したことを消化し心身に収める「やすらぐ・おぎなう・みにつく」ことに 関連するもの |
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