作業療法の詩 作業療法の詩・ふたたび
  
*今回のNEWは「知の森の章」と「父そして母の章」

                
作業療法の詩・そしてまた

 作業をもちいる療法の臨床の日々、
「作業とは、ひとが作業をするとは何だろう?」
「作業をもちいる療法とは何だろう?」
 進めば進むほど、分かれば分かるほど「?」が増えてくる。分かったことを、その確からしさをどのように伝えればよいか、その言語で伝える試みのなか、作業する「からだ」からこぼれでた「ことば」が、『作業療法の詩』(青海社、2007)、『作業療法の詩・ふたたび』(青海社、2008)になった。

 1982年の春、この国で844番目の作業療法士になって30年あまり、人生の半分あまりを、作業を療法にもちいることを生業として生きたことになる。還暦という本卦還(ほんけがえ)りによる生まれ変わりを終え、そしてまた、残り火のように「ことば」のこぼれが‥‥。
 その残り火のような「ことば」のこぼれは、これまで以上に不要なものがそぎ落とされ、シンプルさを増してきたように思うのは錯覚だろうか。

 米寿を迎え、アルツハイマー型認知症の兆しに葛藤する母に捧げる「作業療法の歌・そしてまた」は紙媒体としての出版はしないで、このホームページを通して、少しずつ紹介する。


  
                         目 次 (予定)
  かかわり

 ふれる
 ことばで
 整いを待つ
 観せて待つ
 聴く
 ことばと作業
 パラレル


   気づき

 知っている
 わかってる
 うそっぽい
 もしも―ゆで卵
 どうしてかな 
 右肩上がり
 ぱんどら
 まあいいか
 あれっ?
 すっかり
 いやですよ
 ほっとき
 あーっ
 みてみえて
   病いと

 そばに
 ただそばに
 心配
 もうこれ以上
 泣いても
 かなわんな
 決めなよ自分で
 もしも
 なんでやろ
 あれって
 えっ?
 いつのまに
 もういいよ
    時

 時間
 ことばと時間
 回想
 明日(あした)
 いまさら
 ふっ
 忘れがつくる 

   知の森

 教わる
 教わり
 教え
 教え、教えられ
 知の森
 迷い道
 歩く
 開く
 まねび

   父そして母

 姉さん女房
 ここに居る
 全部父さんのだよ
 おおっ
 飲みなよ父さん
 今日も
 くそったれ
 約束したね
 もういいよ
  

                      
かかわりの章
  
 
 

 
気づきの章
 
 


   

 
病いとの章 
 
 


時の章 
 
 
 
 知の森の章
 
 
 
 父そして母の章
 
 
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