WFOT2014経過
ZIZI-YAMA  
 2014/7/1 大会が終わって10日

 気がつけば、大会が終わって10日。日々日常業務と並行して残務整理。作業療法士協会機関誌7月号で終了後の速報が出されますが、記録写真なども3000枚を超え、それらの整理と皆さんへのご紹介までには1,2か月はかかりそう。会計とその監査。報告レポートなどが終わるのは10月末かなという感じ。
 本当に日本の作業療法と世界の作業療法士がであった大きな転機でした。記憶が薄れない間に少しずつご報告します。皆さんのおかげで、残務整理も苦にならない盛況の内に終わりました。
  
              Team Japan                                展示会場ご見学

                   
                                     開会式ご臨席 
  2014/06/4,5 WFOT大会 最終の確認会議と会場チェック
 
  
            最終の確認会議                           WFOT役員と厚労省表敬訪問

6月4,5日に今大会の収支状況も含めて最終の確認会議.4日の午後にはWFOT役員と厚労省を表敬訪問.5000人近い事前登録、2600あまりの演題発表とまさに空前の世界大会となるが、早期登録が予定より1500人多くその分通常の登録が減少し、3000万円の収入源、演題登録が多くて部屋数が増え、それに対する当時通訳が増加し、追加費用が数千万(全同時通訳費用が約6600万円)と,最大規模最大参加者数なのにこのままでは5000目年近い赤字集計になるため、その対策に追われる。すべてはうれしい誤算の結果であるが、みんな頭を抱える.消費税の3%アップだけでも数百万の出費増。


 
 
         宮内庁、警視庁、神奈川県警、その他関係者70人あまりでおこなった会場最終確認
 
  
          

  
コングレスバッグは震災にも負けずにがんばっておられる東北の作業所の通所者の皆さん
  がさおり織りを作ってくださりそれをバッグ中にあしらったJAOTカラーの布製。
  そのまま横浜の街に出ても素敵な仕上がり.
  展示会場のJAOT企画ブースには、バッグの制作過程をパネルで紹介もします.
  作業所の皆さん本当にありがとうございました。
  そして、今回の演題発表の座長の皆さんへの記念の品は神奈川県および周辺の作業所の皆
  さんの作品です.
  展示会場は、これまでと違って、多くの作業療法士や県士会の活動、東北の支援活動など、
  作業療法ならではの企画が盛りだくさん.JAOT企画は作業療法士協会が20ブースを買い取
  って提供し、神奈川の委員の皆さんによる企画委員会を中心に企画されたものです.
  ホームページでも募集した「笑顔の写真展」は国内外から100点の作品が!
 2014/04/15  WFOT大会が始まる!WFOT大会から始まる!
 
           
         最終のTeam Japan合同会議

                             いよいよ始まるWFOT大会
WFOT大会2014があと1か月で始まる.第1回WOFT大会が1954年に開催され,それから60年,今回が16回目の大会になる.これまでのWFOT大会は,前回のチリ大会以外はすべて,ヨーロッパと北米中心でおこなわれてきた.日本に作業療法士が誕生して48年,世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists:WFOT) の加盟国になって42年.新たな歴史が開かれようとしている.
2004年に南アフリカで行われた第26回の代表者会議では日韓共同開催という話もあったり,一度はマレーシアに決まった2010年の第14回大会がさまざまな事情でオーストラリアに変更になるといったこともあった.そして,今,WFOT設立62年の歴史の中で初めて,アジアで大会が開催される.
わが国の作業療法創成期には,WHOから派遣された米国の作業療法士が教育に携わり,基盤づくりに大きく貢献した.日本からは,国の施策としてさまざまな形で各国に見学研修や留学などで派遣され,その先達たちが見聞を元に教育に携わった.導入された理論や技法は,日本の医療・保健・福祉制度の中で,日本向きにカスタマイズ(国風化)され,わが国の作業療法は独自の成長をなし,今の日本の作業療法がある.そして,施策誘導で誕生した日本の作業療法は,わずか半世紀で米国に次いで世界で2番目に作業療法士が多い国になった(*人口比では10数番目).
ひとの生活行為を治療・援助の手段とする作業療法,心身の機能構造と作業との関係のような基本的な本質は人類共通のものであろうが,個々の人の生活様式は,文化の違いを大きく受け,その活動や参加における制限や制約は国や地域により大きく異なる.
いよいよ学術の祭典,WFOT大会2014が幕開く.4月はじめの時点で4,000名あまりの早期事前登録があった.世界の作業療法士が1,000名以上日本に集う,この最初にして,もしかしたらこの半世紀最後かもしれない,このチャンスを君はどう活かすか?

                             WFOT大会って何だろう?
WFOTは,1952年に設立され,世界中の国と地域を代表する作業療法士の協会によって構成される唯一の国際的な作業療法士の職能と学術の団体である.現在,正会員57カ国,準会員16カ国,アラビア,カリブ,アジア太平洋,ヨーロッパ,ラテンアメリカ,アフリカの6地域会員と賛助会員としてクウェートがWFOTに加盟している.
 WFOTは,教育・研究,国際協力,広報・発展,基準・資質の4つの分野で構成され,執行部は会長,副会長,財務担当副会長,事務局長,委員会委員長(program coodinator; PCo)からなる.事務局長は再任回数の制約はないが,他の役員はいずれも任期4年,再任は2年1回までとされている.そして,WHOのNGOとして登録され,加盟協会の会費と個人会員の会費によって運営されているが,2009年11月にはスイスで法人登録を完了した.WFOTは,1年に一度の役員会,2年に一度の代表者会議(WFOT council meeting)が開かれ,代表者会議では,作業療法の普及,啓発,実践や理論,教育など作業療法の質の維持・向上,国際学会の企画や出版物,対外的な情報の提供などが,5日間の日程で検討される.通常の業務の執行は役員会(会長,副会長2名,事務局長,PCo)が行うが,多くの業務はプロジェクトチーム制を採って行われている.WFOT大会は,WFOT加盟国の作業療法士が集い,それぞれのお国柄の違いを紹介しながら学術と文化の交流をはかる唯一の国際的な学術集会で,WFOTが設立された2年後から,4年に1度開催されている.
 WFOTやその諸活動についてはWebsite(http://www.wfot.org/)をのぞいてみよう.

       看脚下(かんきやつか)−話してみよう日本の作業療法事情!聞いてみよう諸外国の作業療法事情!
 上述したように,世界で2番目に作業療法士が多い日本は,その特性故に独自の歩み(継承,進化,発展など)をしてきた.WFOT大会2014は,この日本の作業療法を世界的視野で見なおし,これからのありようを考えるまたとないチャンスである.
今大会から,WFOTと開催国との協働運営で行われることが第15回にあたる前回のチリ大会で確認され,その運営プロジェクトとしてTeam Japanが組織された.そして今後の大会はバイリンガルで行われることも同時に決定され,言語の壁を越え,広く視野を広げる絶好の機会になるものと思われる.
今大会のように,これほど多くの日本の作業療法士が外国の作業療法士と直接交わり話すのも,またこれほど多くの外国の作業療法士が日本の作業療法士に会いその実践を見聞きするのも,史上初めてのことである.
 異文化との交流は,自らを知り,自らを語らなければ始まらないし,深まらない.口述発表は,1度に大勢の人に話を聞いてもらえるが,ポスターは1対1でじっくりと具体的な交流ができるよさがある.三桁を超える数のポスター発表がなされるので,ぽすたー発表の人は是非背曲的に自分から問いかけるといい.また,今回演題登録をしていない人は,たくさんのポスターから自分が感心のあるものを話題の切り口に,発表とは違った各国の作業療法士と意見交換ができるだろう.
 言葉の壁より大きいのは気持ちの壁,外国語で話し読み書きできることに越したことはないが,国際交流に必要なことは,語学力もあるに越したことはないが,異なる文化や考え方をもつ人と学際的な視野でコミュニケーションする小さな勇気と少しの努力である.いろいろな国の作業療法士が,どういった対象にどのような介入をしているのか介入の仕方,作業の用い方など,治療モデルや技法なども含め日本に伝えられていることの実状を確かめながら交流を深めるとよい.
 たとえば次のようなことは諸外国ではそれぞれどうなっているのだろう?
 ・作業療法士は主にどこで働いているのか?
 ・作業療法の対象は何?主な役割は?
 ・WFOTミニマムガイドラインはあるが作業療法教育は?
 ・臨床実習は?
・作業療法の費用負担はどうなっているのか?(保健の制度と自己負担など)
 ・作業療法士は起業できるのか?
 ・ひとにとって作業って何だと思うか?(普遍的なことと文化の違い)
 ・作業療法は一般にどの程度知られているか?(その国での認知度)
 ・作業療法士は具体的にどのようなことをしているのか?
 ・作業療法士の処遇は?(端的には給与水準なども)
などなど,聞いてみたいことをまずあげてみよう.
 看却下,WFOT大会2014は,日本に居ながらにして各国の作業療法事情をその国の作業療法士から直接聞き,自分が行ってきた作業療法を根本から見直す絶好の機会と言える.

                             WFOT大会から始まる新たな明日
 4月はじめの時点で早期事前登録が4,000名あまりあったが,最終的には5,000から6,000名以上の参加が見込まれる.国際大会参加は,単に学術大会への参加という意味を越えて,きっと新たな出会いと気づき,国際大会でなければ経験できないことがたくさんあります.それが,今回は高い旅費を払わず国内で体験できる.参加すれば,始まる今までとは違った明日がある.
2013/06/26〜30 
 2013年6月26日から30日、第3回Team Japan合同会議があり、いよいよプログラム構成が始まる。大阪学会の前日朝9時から始まり、30日の午後3時まで、ほとんど休む間もなく会議の連続。個人としては自分の発表とシンポジストとしての時間、閉会時の来年の紹介以外は、昼休みに10分程度ポスターを見ることができただけの会議に明け暮れた学会だった。
    
                                    合同会議

         
                
    マリリン事務局長 サマンサ財務                 ジェニファー委員   リチャード委員

      
                            3024題の応募の査読とプログラム構成、それにそってトの大会運営と議題は山積

8月には遅れていた参加募集を開始。それまでに概要を決めるための会議が続く。

 2012/9/24 
 2012年9月22〜23日、第10回沖縄県作業療法学会がWFOT大会2014支援
トレードTシャツ購入者が勢揃い


 
南からの熱い風が日本の作業療法を変える予感がする

 

            
仕掛け人                                 沖縄は夜はじける    

  


そして 実行委員長締めの挨拶で熱い2日間が終わった
2012/6/20
 2012年6月14日、作業療法学会宮崎大会時にWFOT大会2014 Team Japan第2回合同会議を行い、演題募集などの大枠が決定。
         
       東大会長の計らいでレセプションでTeam Japanの紹介とWFOT大会2014参加のお誘い
       大会ロゴマークが入ったdonationTシャツを購入して着ている会員と壇上に上がってピーアール
  2012/5/3
 2011年11月に開催されたアジア太平洋作業療法学会(APOTC)関連記事紹介

      
APOTOCを通してみるWFOT大会2014  アジア太平洋地域の作業療法



 
               
                  WFOT事務局長・WFOT大会2014副大会長と事務局リンケージの担当者
                  民族衣装を着たタイの作業療法学生と一緒に

  
 11月21日〜25日アジア太平洋作業療法学会(APOTC)に第16回WFOT大会2014のWFOTとの打合せ,ピーアール,アジア近隣
 諸国との交流菜どをを目的に出席した. 20日0:20羽田発26日6.15成田着 
 プレゼンに用いた資料   
 WFOT大会2014のリーフレット 
 ブースで使ったタペストリー これがこれから日本の研修会や学会でWFOT大会2014の紹介に
 今回の報告と紹介はそれぞれPDFを参照されたい 報告 紹介
 
こんなTシャツを試みに作ってピーアールに使ったら希望者が多くて こんな
   ・「平成21年度日本政府観光局(JNTO)国際会議誘致開催貢献賞」受賞に引き続き内閣府日本学術会議
       で平成
26年度開催共同主催国際会議候補に決定。
WFOT大会2014が学問的に高い意義を有することが国レベ   
         ルで公式に認定されたことを意味する
 
           ・日本作業療法士協会ニュース,WFOT2014。2009年9月No.333より現在27回掲載
          ・招致経過と概要PDF 広報リーフ
          WFOT2014プレゼン資料 (経過概略)
         ・W
FOT2014経過と概要 2011/4「作業療法」時流 どのようないきさつで決定したのか!読んでみよう!
    2012/2/12 長崎県作業療法で第16回WFOT大会への熱いエールとたくさんの募金を頂きました.
        その熱い情景はここをクリック

                 
  2011/11/18
 
 20日から1週間チェンマイで行われるアジアパシフィック作業療法学会にWFOT2014の広報と今回のタイの洪水のお見舞いに行く
 広報リーフができた.
WFOT2014presen111116.pdf へのリンク  2011/10/13

 来日中のWFOT事務局長マリリンとWFOT2014大会の打合せを終える。基本のプログラム概要が決まる。詳細はチェンマイのアジア大会で
         
  2011/2/20

              
Team Japan1回合同会議が開かれました  
 

  27Team JapanWFOTから事務局長で今回の大会副会長の一人であるMarilyn Pattison氏と教育担当Jennifer Pascoe 氏を迎え、会場になるパシフィコ横浜や海外からの参加者に提供する各レベルのホテル、千葉県士会にサポートいただく代表者会議の会場の視察と、大会テーマの確認、プログラムの概要、演題登録方法のすりあわせなど、大会の軸になる第1回会議を終え、Team Japanが出航しました。
 
JAPT歴代の会長はじめ多くの先輩たちの悲願であった世界大会の日本での開催がいよいよ始まります。ウェルカムパーティーや同時通訳などで通常の国内学会よりは参加費が高くなりますが、これまでの世界大会の1/2から2/3の参加費に押さえました。それで、後約1億円の寄付をこれから集めることになります。5万人の会員が一人2千円寄付すればなんと1億円。不可能ではないですね。日本の作業療法を世界に知ってもらう、世界の作業療法を知る費用と思えば。

                第1Team Japan合同会議(2011/2/11 JAOT 会議室)


        
     パシフィコ横浜から千葉へ(海ホタルにて)     会議は真剣勝負(左Marilyn Pattison


  
大会テーマ:Sharing Traditions, Creating Futures
   大会名称:The 16th International Congress of the World Federation of Occupational Therapists in collaboration with the 48th Japanese  
       Occupational Therapy Congress and Expo

          16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会
 
 大会長 :中村春基(日本作業療法士協会会長)
   副大会長:Marilyn PattisonWFOT Ext.Director
      :山根 寛(日本作業療法士協会副会長,大会実行委員長)
  大会期間:2014618日〜21
  大会会場:パシフィコ横浜
  参加費 :4万円(予定)
  演題登録開始:201212
   発表形式:日英同時通訳」(日本下での発表ができます)

 
 2011/1/1
                アジアからTeam Japanが世界へ船出  
                               みんなで成功させよう 16WFOT大会2014
                                                 16WFOT大会2014実行委員長 山根 寛

 昨年、第16WFOT大会とその関連行事を展開し、実行するための特定の協働関係を結ぶWFOTとの覚書が交わされ、1120日、Team Japan国内組織委員会の第1回会議が開かれました。2月にはWFOTJAOTの第1回合同会議が開かれ、いよいよTeam Japanがアジアを代表して初の船出をします。WFOTJAOTの協働作業ですが、実質は千葉での代表者会議、横浜での開催と、千葉、神奈川、東京、埼玉各士会の協力を得て、日本作業療法士協会の総力を結集した一大行事になります。詳細は2月の合同会議で決定されますが、概要は以下の通りです。

大会名称:The 16th Congress of the World Federation of Occupational Therapists in
                collaboration with the 48th Japanese Occupational Therapy Congress and Expo
                16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会
               (第16WFOT大会は同年の第48回日本作業療法学会を兼ねます)
       大会長 :中村春基(日本作業療法士協会会長)
     副大会長:Marilyn PattisonWFOT Ext.Director
       〃  :山根 寛(日本作業療法士協会副会長,大会実行委員長)
     大会期間:2014618日〜21
     大会会場:パシフィコ横浜
     参加者数:約5,000
     発表形式:日英同時通訳(日本語での発表が可能です)

    「
ラーメン1杯とコーヒー1杯で国際交流・国際貢献」をキャッチフレーズに寄付を募っています。
    目標は1億円です。

      寄付口座:「ゆうちょ銀行」口座番号(00110-1-585996加入者名(16WFOT世界大会組織委員会)

 
 2009/2/26
 4年に一度開かれる作業療法の世界大会の第16回大会が、2014年に日本で開かれることになりました。この国際学会誘致に対して、日本政府観光局 (JNTO)から2009年度「国際会議誘致・開催貢献賞」 を受賞しました。日本の一つ前の大会は、2010年チリのサンティアゴで開かれます。                                                                

       2014 WFOT 16th Congress 2014年第16WFOT世界大会)

                  ロゴは              に決まりました。

   会場:パシフィコ横浜 
  実行委員長:日本作業療法士協会国際担当副会長

   大会長:WFOT会長JAOT会長

   テーマ:「Wisdom of OT from Asia to the World」(作業療法の知をアジアから世界へ)

「ラーメン1杯とコーヒー1杯で国際交流・国際貢献」
なんと不謹慎なとおしかりを受けかねないキャッチフレーズ。でも,そうなのです。私たち作業療法士協会の会員一人ひとりが、大会開催年まで、毎年1ラーメン1杯とコーヒー1分(1000円)の寄付で、通常参加費が67万円くらいかかる国際学会が4日間の会期約4万円
(日本への大会招致時に
WFOTの会議で公約した予定金額は3万円)で開くことができます。これは、チリ大会の学生参加費より低い金額です。